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リアルはつよい


その夜、陶芸家、堺勝弘の兄は確かめるように言った。

「やっぱり、リアルはつよいんだなあ。」 

僕が生きる上で、点で物事を見る時期は終わりに差し掛かってるらしい。

線での境界も薄くなっているようだ。

そのもの。

自分そのもの。

あるのはそれだけ。

名もないものであること

それはなにより尊いこと。


 
 
 

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